好きでいたい

好きなものを好きなように好きでいたい

お気持ち表明しかできない

つらい。

ただただつらい。

こんなに「起きたら実は夢でしたーーーー!パターンないかな?」と思ったことはないかもしれない。

 

私の今の最推しグループ・King&Princeから半数以上の3人が抜けるというのは、どうやら現実らしい。

つらい。

 

この間、初めてツアーに行けたばかりだったのに。

これからも行く気満々だったのに。

3年弱応援したら、5人のKing&Princeのキャリアの半分を応援したことになるなんて、どういうこと??

 

 

最後に記事を書いた1月から早10か月の月日が流れているけれど、その間に私は大学院を修了し、地元に戻って就職した。

まだまだ仕事に慣れてきたなんて言えない、毎日が試練の日々みたいな環境だけど、その日々を何とかここまで乗り越えてこられたのに、間違いなく彼らは大きな貢献をしてくれた。

そして、これからも貢献してくれると信じて疑っていなかった。

 

 

11月4日(金)の夜、私は「クロサギ」をリアタイした後、ほぼすぐに寝落ちしてしまったので、その直後の今回の発表を知らなかった。

翌日も仕事だったので、寝落ちした記憶がないままなんとか起き、そこで母親に知らされた衝撃。

 

母「ジャニーズもなにかと大変ですね」

私「(まだタッキーのこと言ってんのか…)何の話?」

母「キンプリもやめるんやろ?」

私「は?何の冗談笑? 寝耳に水すぎるやろ笑

(リビングのテレビで報道を知る)ハ?!?!?!」

母「……」

私「ハ?!?!?!?!」

 

 

その後、何の状況把握も気持ちの整理もできないまま、仕事に行った。

ほぼ毎週、土曜の午前中には仕事があって、毎回

「(かったりーなー…)」と思いながら行っていたけど、今日ほど土曜に仕事があって良かったと思ったことはないかもしれない。

この衝撃のまま家にいるより、何かすることがあったほうが、いくらか自分の気持ちを落ち着けられたり、客観的に状況把握ができたように思えた。

 

とはいえ、仕事から帰ってくると各種SNSを漁ったり、鬼門の報告動画を見ようとしたり(結局怖くて見れてないけど)、状況把握と気持ちの整理に努めた。

 

 

 

なんでなんだろう。

夢であってほしい。

それしか今はない。

 

推しの結婚だって脱退だって解散だって、発表されるのはいつだって突然で、そのたびに

「いつだって私(たち)ファンは、決まったことを後から知らされて受け入れるしか選択肢がないし、

推しの存在は私の人生にとって重要な1ピースなのに、私(たち)の存在は推しの人生にとって1ミリも関係なかったんだな」と思わざるを得ない。

そして、熱愛だって結婚だってそれなりにつらいけど、それ以上に彼らが彼らでなくなってしまう、解散・脱退のほうがよっぽどつらい。

実際は、彼らが私(たち)ファンのことをこちらが思っている以上に大事に思ってくれていても、今はまだそれが信じられない。

 

そしてさらに、

「こういうことがあるとつらいから、推しがどんなに好きでも自分の人生の軸にはしない」

と常々意識してきたつもりなのに、結局そうできていない自分がいたんじゃないかと思う。

 

最近の彼らを見る限り、こんなドデカい話が裏で進んでるなんてとても思えない、

「いつも通り」の仲の良さだったと思う。

そう思うと、一部報道で言われている「6月に事務所に退所申し入れ、10月決定」が信じられずに、本当に近々に決まったことに思える。

 

それとも彼らは私(たち)が思っているよりも大人で、こんな深刻な、彼らそれぞれの人生が大きく変わるような話が進んでいても、表では今まで通りを振舞えていたんだろうか。

そうだとすると、彼らの恐ろしいまでの仕事に対するプロ意識に、もはや尊敬の念すら抱く。

 

それに昨年、岩橋くんが抜けた時は今回よりも仕方ない事情に思えたし(私見)、抜けた後も

「6人でKing&Prince」だと、円満脱退・退社に見えた(私見)。

比べることではないけど、今回はとても円満脱退・退社には今のところ思えていない。

 

彼らが海外志向を強く持ったままデビューしたのは知っていて、それを踏まえて応援していたつもりだった。

「いつか海外に行く夢がかなうといいね、でも日本のファンの事も忘れないでね」と思いながら。

 

 

私は前々から特に平野くんは、

いつかフッとジャニーズに見切りをつけて辞めてしまうんじゃないかと思っていた。

全員ビジュアルが良いと言われるキンプリの中でも群を抜いて整っている容姿(私見)、ダンスの才能、誰よりも強く海外志向を持っている彼は、元々ジャニーズになりたかったり強いこだわりがあったわけではなく、

ジャニーズは自分の夢をかなえるためのステップだと思っているんじゃないかと思っていた。

 

そして今までの彼がキンプリで、ジャニーズでいてくれたのは、

大人になってわかってきた、自分の仕事への責任感やメンバー、ファンの存在があったからじゃないかとも思っていた。

 

 

そしてさらに今回、私は平野くんだけの脱退、退所ならまだしも、岸くん、神宮寺くんまでも抜けるとは思っていなかった。

岸くんや神宮寺くんは、他のメンバーよりも自分がジャニーズであることがアイデンティティの1つだと強く思っているように見えたし、自分の置かれた環境や抜けることになった時の影響の大きさを考えて、そのような選択はしない人だろうと思っていた。

 

 

こんな状態になって初めて、

私(たち)ファンが思っていた以上に、彼ら(特に3人)の海外志向は強く、それを過小評価していたんだと気づいた。

彼らは普通の人なんかではないのに、どこか私(たち)一般人と同じに考えて、

「今ある恵まれた環境を捨ててまで、大きすぎる夢を追わないだろう。

追うにしても、情勢的にも(彼らの)世界的な実力・知名度的にも、今は選ばないだろう」と思っていた。

 

彼らはいろんな意味で、普通の人なんかではなかった。そんなこと、前々からわかっていたはずだったのに。

 

 

 

そしてこの発表が出てから、いろんなテレビ番組、ネットニュースなどでこの話題が扱われる。

それだけ世間に与えた衝撃が大きかったということだし、改めて彼らの影響力の大きさを感じる。

 

そしてしかたないことだけど、(自称)彼らに近い記者や有識者、はたまた道行く人が

「これはこういうことなんじゃないですか」

「彼らの今後はこういうことになっていくと思います」

という、いわゆる「お気持ち表明」をしている。

 

 

 

そんなのいらない。

どれだけ彼らに近くても、キンプリやジャニーズのことを知っていても、本人から語られること以外はすべて憶測であり、確かなことは1つもないだろう。

 

そして私が今つらつらと書いているこの駄文も、「お気持ち表明」でしかない。

 

他人のお気持ち表明ほど、弱っている自分を惑わせるものはないし、求めていないものはない。

そして求めていないのに、いつも以上にメンタルが弱っている、状況が分からない(わかりたくなさすぎる)ので、どんな情報でも欲しい、知りたいとも思ってしまうこの矛盾。

 

 

こんな経験、ジャニーズに限らず何かの誰かのオタクをしていれば避けて通れないものなのかもしれないけど、無いに越したことはない。

こんな経験値、いらない。

 

私の前のこんな経験は、キンプリの前の最推し、嵐の活動休止発表だった気がするけど、あれから3年弱も経っているのに、3年弱しか経っていないのに、衝撃が新鮮すぎる。

あの時もたぶん思ったんだろうと思うけど、こんな思いをするならいっそのこと、彼らを嫌いになれればいいと、まるでつき合ってもいないのに彼女面のようなことを思ってしまう。

 

 

 

私を含め、この衝撃を受け止めきれない人の中では、陰謀論など彼らの周りに対して疑心暗鬼になっていると思われる考えが散見するけど、私もその気持ちは分からなくもないし、わからないところもある。

曲がりなりにもいち社会人として働き始め、1度こんなに大々的に発表されてしまったということは、もうよほどのことがないと覆らないだろうとも思うし、でも

「やっぱりメンバーで話し合った結果、5人のキンプリを続けていくことにしました」とか、

「メンバー全員で事務所を抜けることにしました」と言ってほしい気もする。

そしてどうしても、今まで自分が大好きだった彼らを否定することが出来ず、事務所を悪者に考えたい気持ちもわかる。

彼らもジャニーズという組織の中の一員であり、どんなに世間的に知名度や影響力があっても、会社にたてつけるわけではないんだから、そこを利用されたんだと。

 

 

私は平野くんの

「海外を目指したいけれど、自分の年齢を考えると、これからどんなに頑張ってももう遅い」というコメントが切なくてならない。

私は彼と同い年だけど、やっと今年から働き始めたような、社会人としてはそれこそ遅咲きかもしれないし、これから徐々にキャリアを積み重ねていきたいとも思っている。

それに、J-POPに限らず海外で活躍しているグループをみても、決して25歳は遅い年齢ではないように思える。

それに彼のコメントを深読みしてしまうと、仮に海外で活躍できていたとしても、長くは続かないというか、大きな目標の先の目標が見つからず、遅かれ早かれこうなっていたようにも思う。

 

 

でも、ファンとしてはそれまで彼にキンプリでいてほしかったことは間違いないし、こんな得難い人材を流出させることになってしまった事務所の弱体化、求心力の低下をまざまざと見せつけられたような気持ち。

事務所は手堅く、圧倒的に幅を利かせられる国内での仕事、知名度を優先したかったのかもしれないけれど、今の若者のスケールは国内ではもはやとどまっていなくて、それに対応することができないと、この先も同じようなことはきっと起きてしまう。

今の事務所をきっと牛耳っている人たちの若かりし頃と、今の若者の感覚が同じだとは、間違っても思ってはいけない。

若者が重要な商品になるような会社ならばなおさら。

 

社会人として組織に属して仕事をし始めると、長く続けられてきたことにはそれなりの意味があるんだなと思うこともあれば、

長く続けられてきたからといって、決して重要なこと、どうしてもそうでなければならないというわけではないことがあることが見えてくる。

 

今の事務所はどちらかといえば後者であって、そしてその変革がもう急務なんだと思う。

 

 

 

前の嵐の活動休止発表の時は大学生で、次の日も大学はあったけど、どこか上の空だった気がする。

今は社会人であることがありがたい。明日は憂鬱な月曜日、1週間の始まりだけど、少なくとも仕事の間は忙しすぎて、このことを考える暇がないと思う。

 

今のところ、2人になるKing&Princeを応援していきたいし、抜ける3人も応援できるのであれば、応援したい。

でもやっぱりそんなことは望んでいなくて、願わくばいつまでもこの5人のKing&Princeを応援していたい。

 

いつまでも4人の兄に甘える海人くんを見たかったし、

アホなことをして楽しむ4人をみて大口を開けて笑うれんれんが見たかったし、

そのご尊顔からは考えられないド天然さと「やっぱりこの人カリスマだわ」と思わざるを得ないしょうくんを見たかったし、

いつでもキンプリのことを冷静に考えていながらも「1番ヤバい人」と言われるジンくんを見ていたかったし、

メンバー4人に愛される岸くんを見ていたかった。

ただそれだけでよかった。

 

 

明日のCDTV生出演、彼らの表情を見たいし、見たくない。

記事を10か月ぶりに書いたのに、それが私以外誰の役にも立たないお気持ち表明記事になったのに、結局まだ気持ちの整理はついていない。