好きでいたい

好きなものを好きなように好きでいたい

どうしても君でなきゃあり得ないStory

3月12日16時

嵐の活動休止発表の時もそうだったし、つい最近櫻葉が同時結婚発表をするという結構なこともあったけど、物事はいつだって突然に起こる。

pushushu-love-like.hatenablog.com

 

 

「V6からファンの皆様へ大切なお知らせがございます。」

というFCメールが来た時点で、もう私は

「解散」とか「活動休止」みたいなマイナスなことしか想像できなかった。

 

2020年8月のSexyZoneのFCメールでの「ファンの皆様へ大切なお知らせ」での、松島先生大復帰発表といううれしい前例もあることにはあるけど、

そもそも日常生活で「大切なお知らせ」というものは、たいてい

「これからあなたに説教しますよ」とか

「この組織にとってよろしくないことが起きました」みたいな内容の前触れであることが多いし、

そもそも楽しい、うれしいお知らせだったらこんな風に前もってお知らせせずに、いきなりバーン!と情報公開しちゃってもいいわけで、だからこそこんな風に

「ファンの皆様へ大切なお知らせ」とか言われると、ファンとしては胃が痛くて仕方なかった。

しかも私は嵐ファンとしてすでに、「ファンの皆様へ大切なお知らせ」として活動休止というとても重たくて、文字通り大切なお知らせをもらった経験があるだけ余計に。

 

 

良くて活動休止、悪くて解散。

(解散が彼らにとって必ずしも悪いものではないのかもしれないけど、私(たち)ファンにとっては最悪のことだと思うので。)

 

そして案の定(と言ったら言い方が悪いかもしれないけど)、自分でも心臓がバクバク言っているのを落ち着かせながら開いた画面で見つけた文字は、「解散」でした。

 

 

でもこういう時オタクは、やっぱり「そうじゃないはず」と思いながらも、思いたくても、心のどこかで「不仲」の2文字が頭をよぎってしまうものなので(私見)、自担・オカダが

「こういう情報はね、憶測もあると思うので、僕たちの口からきちんと発信していきたい。」

と言ってくれたのにはとても救われたし、ぜひそうしてほしい。

 

できれば解散しないでくれるのがもちろんだけど、解散が決まってしまった後となっては、その後のどんな情報も本人たちの口から聞きたい。それがたとえ望まないものであっても、他人や出所のわからないところからうっかり、知りたくないのに知ってしまうよりは絶対的に良い。

 

 

そして、私は今回の解散が剛くんの

ジャニーズ事務所を離れて芝居に専念したい(ニュアンス)」

という発言がきっかけだと知った時、

「25年以上もあんな華やかな場所にいて、その場所を捨ててまでやりたいことって何?そんなこと本当に思うものなの?」

と思っていました。

嵐の大野大先生の時にも、山下智久御大や関ジャニ∞の渋谷氏、錦戸氏の時にも思ったことでもある。

 

でも、きっとそれはまだ働いたことのない、学生の立場の私だからいまいちピンとこない話であって、もしかしたら今後働きだしたら、私にも

「今の仕事ももちろん楽しいしやりがいがあるけれど、違う環境にも身を置いてみたい。そこで頑張ってみたい。」

と思う日が来るのかなと思うと、今回の剛くんの思いは決して理解できないものではなくて、仮に今は理解できなくてもいつかわかりそうだなと思いました。

 

 

 

私がV6を好きでいた時間は、彼らの歴史の中ではあまりにも一瞬にすぎなくて、私が悪いわけでも彼らが悪いわけでもないけど、共有できる思い出があまりにも少ない。

 

そんな中迎えた、迎えてしまった2021年11月1日。

V626周年記念日。

そしてV6解散の日。

 

私は名古屋公演に運よく行けたので、ライブの中身自体は知っていたけれど、やっぱりこれは見に行かないわけにはいかなかった。

私と彼らには共有できる思い出が少ないけど、だからこそこれで彼らとお別れと分かっていても、思い出を増やしたかった。

 

V6たちは「解散の日」とか「最後の日」ということをそこまで意識しないようにしていたけれど、やっぱりこちら(ファン)の心情を慮って丁寧なあいさつをしてくれた。

彼らは私(たち)にとって、自分たちが生活の、人生の大きな一部分を占めうることを分かっていて、彼らが彼らでなくなったあとのアフターフォローまでしてくれようとした。

 

本来それは彼らの仕事ではなく、彼らとの別れを受け入れるも受け入れないも自分(たち)で決めなければいけないことだろうに、私(たち)ができるだけ前を向けるようにしてくれた。

 

私にとって彼らは、私のすべてではないけど、大きな一部分を占めていたことは間違いない。

そしてきっと、彼らにとっても私(たち)が彼らのすべてではないだろうけど、大きな一部分を占めている、占めさせてくれている。

 

好きな人たちが好きな人たちの集まりではなくなる経験が、私はこれが初めてで、最後の挨拶で涙が止まらなかった。

抱えられるものには限界があるだろうし、抱えたいものと抱えたくないものの棲み分けもそれぞれあるだろうに、声をそろえて彼らの心に私(たち)をいさせてくれることがうれしい。

そして私(たち)の心の中に、これからも彼らをいさせてくれることもうれしい。

最後まで複雑なオタク心理を分かってくれようとしてありがとう。

 

 

私は担当であるオカダに限らず、

「○○というグループの一員である彼」が好きなことが多い。

「よそでは日本アカデミー賞常連俳優なのに、一度巣に戻ればV6の末っ子」になるオカダがいとおしくて、それが見られなくなるであろう今後が寂しくてたまらなかった。

 

でも私は「V6の一員であるオカダ」が好きであると同じくらいに、

「ジャニーズであるオカダが好き」なので、その姿を見ていこう、目に焼き付けていこう、だって物事はいつだって急に起こるから(意味深)

ファンクラブでたまに健ちゃんとコラボしてわちゃわちゃしてくれてもいいし、剛くんの話もしてくれていいよ(願望)

 

 

11月1日が終われば、当たり前のように11月2日が来るし、彼らは「V6が終わった」ことを彼らなりに咀嚼していて前に歩き出している(ように見える)

 

今後ふと、V6に会いたくなる時が来るかもしれないし、その気持ちがどうにも強くなりすぎて苦しくなる時もあるかもしれない。

 

そんな時私は他の誰でもないこの私が書いたこの記事を読み返しにきて、2021年11月1日に彼らにもらった愛と、それを受け取った自分が流した涙を思い出すと思う。

この解散を後に誰があることないこと言ったとしても、あの時起きたこと、感じたことが全てだと思う。

 

 

オタクあるあるで冷め期というか、時として彼らに熱を持てず、ファンクラブやめようと思ったこともあるけれど、コンサートがなくたってDVDとか見ちゃうだけでも楽しいから、結局最後の最後までファンをやめられなかった。

DVD観ちゃうだけで離しかけた手を離させない彼らは、誰がなんと言おうとやっぱりアイドルだった。

今は心からこれで良かった、手を離さなくて良かったと思っている。

 

26年という私の人生よりも長い時間を共に走ってきた6人の関係性を、いちファンとして誇らしく思うと同時に、きっと一般人にはなかなか築けないその関係性に嫉妬したりもする。

 

たまには6人で会ってたわいもない話をしながらお酒飲んだり、カラオケに行ったノリで踊ったりしてくれるといいな。

みんないいおじさんだから怪我はしないでね。

たまにポロッと健ちゃんのインスタなんかで、教えてくれるといいな。

 

 

ほんの少しの時間でも、V6のファンでいさせてくれてありがとう。

好きなジャニーズはほかにもいっぱいいるけれど、私のジャニオタ史は、V6でなきゃあり得ないStoryでした!