好きでいたい

好きなものを好きなように好きでいたい

サクラ咲イタ/サクラ咲ケ

ついに。

最後の親知らずを抜きました。

 

私は、もともと右下の一本がないので、7月に大学病院で抜いてパンパンに左頬が腫れ上がった一本、9月に街の歯医者さんで抜いて、麻酔を刺す以外の痛みを感じずにまじで拍子抜けして終わった一本、そして今回、前回で勝手は分かっていたものの、やっぱりあっけないほどに抜けた一本で、私の親知らずとともに生きる人生は終了でございます。

親知らずたちよ、君たちの存在を口内に認識してからともに過ごした時間は短かったけれど、やっぱりお互いのためにこれでよかったんだと思う。ちなみに最後に抜いた右上の一本は、歯科助手のお姉さんに「珍しい形してる〜!普通は根元が一本でまっすぐ生えてる?のに、根元が三本あるんだね〜!!」と言われました。珍しいと言われましてもこれが私の親知らずなので、褒められてるのかけなされてるのか、はたまたどちらでもないのか反応に困りました。

 

 

 

そして、もう一つ。

この度、大学卒業後の進路が決まりました。

大学院に進学することになりました。

 

 

 

で、今回はそんな私の大学院進学決定を機に、私たち(?)一般人の生活、人生とジャニーズたちの生活、人生って実はそう遠くなくない?と思ったことをお話ししようと思います。ふざけたい気はやまやまですが、テーマがテーマだけにあまりふざけられないような気がしています。

 

 

 

まずはちょっとだけ我慢して、私の院試の話やそれに至る話を聞いてやってくださいよ。

私は院に進みたいという意思をわりと早くに固めていて、なので就職活動は最初からせず、院試一本で臨みました。

でもわかってたことだけど、周りの友達や同級生はなんらかのかたちで続々と進路を決めていってて、正直めちゃくちゃ焦ってました。自分で院試に絞るって決めたけど、それでも自分の進路だけが決まらないということがめちゃくちゃ怖かったです。

 

私の親含め、身近な親類では大学に行ったことがない人ばかりで、私が親戚の中で初めて大学に行ったとすら言われて、大学進学時点でだいぶすごいと言われたので、大学院に進学したいと親に言った時は、好きにしなさいと言ってもらえたものの、なぜ?というリアクションがすごかったです。

 

 

私は8月に院試を受けたんですが、まず当たり前ですが、就活はそれまでにひと段落している人が大半なので、めちゃくちゃ焦る。進学でも公務員でも就職でもなんでもいいけど、進路が決まっていない自分が焦るという気にさえなってくる。

 

そしていざ院試を受けてみれば、きっとみなさん高校受験とか大学受験で1度は経験あると思いますけど、周りの受験生がみんな自分より頭良く見えるし、すごく怖い存在、自分が場違いなんじゃないかとさえ思うんですよね。私は実際、試験を受けた直後はただひたすらに1人で「終わった、もう落ちた、絶対に落ちた、死んだ。」としか言ってなかったです。

そして試験を受けてから合格発表まで3週間近くあったんですけど、その3週間が試験を受ける前よりも地獄でした。もう試験を受けた直後から「終わった」としか考えていないので、一縷の希望は捨てないでいるものの、もう落ちたことしか考えられない。ならば落ちた時のことを考えて次なる行動を一刻も早く起こしたほうがいいんだろうけど、でも受かっているというかすかな希望も捨てきれない。もうずっと「落ちた、終わった」としか言えなくて、何も手につかないみたいな感じでした。

 

でね、私も自分でびっくりしたのが、私は合格発表の日、バイトを入れてたんですよ。合格発表を1人暮らしの家で確認するのが怖すぎるし、落ちてたらもう崩れ落ちると思いました。なのであえてバイトを入れて気を紛らわせようとしたんですね。

そしてその日は早番だったので朝早く起きないといけなかったんですが、私は自他ともに認める朝なかなか起きられない人間なのに、合格発表の日はなんと吐き気がして目が覚めました。え??そんなことあります??吐き気で目が覚める??

その前のおぼろげな記憶で、どうやら夢の中でも吐いてたと思うのですが、現実の世界でも夢を引きずったのか吐き気を催しました。幼稚園児の、夢の中でおしっこ間に合ったと思ったら、実は布団におねしょしちゃってました☆ママに怒られちゃう☆みたいにならなくてよかったです。

 

で、その日、合格発表で気が狂いそうなほど緊張してるのを紛らわせるためにバイトをあえて入れたのに、やっぱり気になって仕方なく、バイトの休憩中に大学院の合格通知?のHPにアクセスして結果を確かめました。

こわい、怖すぎる、結果を知るのが怖すぎる。でもいつかは知らなきゃいけないことだし、合格でも不合格でも家に通知が来てしまう。なんだったら今見てしまおう、すべては勢いだよ、……

 

 

 

・・・う、受かってる!?!?

 

 

私はアホというかなんというか緊張のあまり、そして試験のことを一刻も早く忘れたい、考えたくないというあまりに、自分の受験番号をちゃんと覚えていませんでした。

でも、なんとなく頭の片隅にある、試験の日の記憶を引っ張り出してくると…、どうやらこの番号じゃね!?受かってない!?マジぃ!?

 

でも私は妙に冷静なところもあって「いや、勘違いだった時のショックが強すぎるからやめよ。家に帰ってちゃんと受験票と照らし合わせるまではぬか喜びしない」と決めて、その日のバイトを妙に冷静な心でやり遂げました。

 

 

そして家に帰って、どこに置いたかわからない、もはやわかりたくなかったのかもしれない(?)受験票をどこからともなく引っ張り出してきて、HPの番号と照らし合わせました。

 

 

・・・う、受かってる!!私、マジもんで受かっちゃってる!

 

そこでようやく自分の合格を信じ、バイト中では絶対に出せなかった大声で喜びの歌を歌い、舞を踊りました(???)

 

 

 

 

…ということなんですが、この状況、ジャニーズにも通ずるものがあるくない?とふと思うんですね(?) 

 

 

私が先ほども言いましたが、就職活動はしない、大学院の院試を受けると決めたのは紛れもないこの私ですが、どうにもこうにも不安で仕方なかったんですよね。周りの就活組は遅かれ早かれ、確実に私よりは早く、何らかの形で進路を決めていってるし、自分で選んだこととはいえ、周りから自分が取り残されているようですごくすごく不安でした。周りの親しい友達には院試を受けること、就活はしないことを話してたんですが、だからかやっぱり、その友達は明らかに私に進路や就職の話をしてこなかったです。その気持ちはありがたいと同時に、気を使わせて申し訳ないなとも思っていました。

 

そして、きっと大学4年生ならだれもが1度は経験があると思いますが、初対面の人とか大して仲良くない人に「何年生ですか?」と聞かれ、当然のように「4年です」と答えると「じゃあ就活はもう終わった?」と聞かれるのが1番困りました。世の中の流れ的には大学を卒業したら公務員なり会社員なりで、何らかの形で職に就くのが普通なんだろうし、まさか目の前にいる私が少数派の大学院進学希望だとは思ってないと思うんですよ、それはわかります。

でもその時に正直に「いや、私は就職じゃなくて進学希望なんですよ、まだ決まってないんですけどね笑」と返すと、ほぼ決まって「…へぇ~」と言われました。進学希望と言っただけですんごい異端みたいに見られたし、口には出さないものの「なんで?」という気持ちがすごい見え隠れしてました。たまに「なんで?」と聞かれることがありましたが、その時にこれまた正直にこれこれこういう理由でと話しても、「…へぇ~」みたいな結局納得いかないみたいな反応されることが多くて、もうほとほと困りました。同じような進路をとる友達と一緒に、その状況がつらすぎるあまりにいっそのこと「3年生です」って経歴詐称してやろうかとすら思いました笑

 

そして親に対してもなんだか申し訳ないような、自分でもよくわからないような気もちになりました。

親は「あんたの好きにしなさい」と言ってくれましたが、やっぱり心の中では早く就職してほしいという思いもあっただろうし、なぜ大学のみならず大学院にまで行きたがるのかわからないという思いもあったと思います。合格できたからよかったものの、母は、私が合格を伝えるタイミングを考えていた時に、先に伝えていた祖母が母に言ってしまい、とてもよろこんでくれましたが、やっぱり「本人が言ってこないのに、私が聞くわけにはいかない。言ってこないってことはそう言うことなのかなと思っていた。」と言われました。なのでやっぱり心配かけていたんだと思います。ちなみに私は心配かけていた分、母にはタイミングを見計らって言いたかったのに、祖母がまるで自分のことのように、私の合格を私がいる場で私よりも先に母に伝えてしまったことにはいまだに納得がいっていません。最高裁まで争う覚悟です。

 

 

 

 

ジャニーズもきっとこんな感じだと思います。

デビューできればひとまず、世間一般的に言う就職だとして安泰だとしましょうよ。

でも、私たち大学生のような立場としてジュニアが考えられると思うのですが、まぁ彼らは不安なんじゃないかなと思います(私見

 

私が、周りの友達がどんどん就職を決めていくのにすごい不安がってたみたいに、ジュニアの同期や時には後輩までもがデビューを決めていくことがあるでしょう。年功序列とか、待ってたらいつかデビューできるというわけでもないから、自分の将来が不安定でよく見えないという不安は計り知れないと思います。

そして友達や家族も、高校生とか大学生の間なら部活の一環みたいな感じで見守ってくれてても、高校卒業しても大学卒業してもなかなか日の目を見られなかったりデビューに結びつかなかったりすると、すごく心配になると思います。友達や家族によっては「そんな先行き不安定な芸能界なんてやめなよ」って思う人もいると思います。

そして「良かれと思って」それを本人に言ってしまい、本人の不安な気持ちがさらに煽られてしまう…みたいな。私、つい最近「「良かれと思って」は善意ではなく、ただ人の気持ちを考えられないだけ、偽善なだけ」という主張をネットでちら見しましたが、この「良かれと思って」は誰も悪くない「良かれと思って」であり、偽善ではないと思います。

 

 

私は同級生の就活が始まってから自分の院試の合格が決まるまで、ずっと出口の見えない道をさまよっているような気持ちでした。きっとそういう思いをしているジュニアは少なくないんじゃないかと勝手に推測します。

 

 

 

そして、そういう経験をしたジュニアと、おこがましくも私のような人間は、人の痛みをより理解でき、人に優しい気持ちが持てるようになるのではと思います。

 

ジュニアの場合は、自分がやっとこさデビューできても、そこで「はい、あとのジュニアのことは知りません」というのではなく、自分の仕事はもちろん第一優先にしつつも「この子は!」と思うジュニアをなんとか売り込んであげようとしたり、そういうわかりやすい売り込みみたいなことが出来なくても、ただ話を聞いてあげるとか励ましてあげるみたいな形で支えてあげられるんじゃないかなと思います。てかそうあればいいなと思います。

 

そしておこがましくも私の場合は、仮に就職などの進路が決まっていない人がいたとして「なんだよこいつはなんでフリーターだよ」と思ったとしても、それと同時に「この人なりに何らかの理由があってこうなっているんだろう」と思うようにしています。てかそうありたい。あれればよい。

 

 

 

2020年にSnow ManSixTONESの同時デビューが決まって「あぁ…、また俺のデビューが遠のいた…」と思っているジュニアもいるかもしれませんが、ぜひ腐らないでがんばってほしい!名を知らなければ顔すらも知らないけれど、君のことを応援しているジャニオタは確かにここにいるからな!サクラ咲ケ

 

 

 

そしてめっちゃ関係ない話になりますが、私は感情が表情に出にくいと自他ともに定評があります。例えば私はめっちゃ微笑んで写真に写っているつもりでも、いざ写真を確認してみたら自分が思ってるほど全然笑ってなくて、むしろかろうじて怒ってはないねと確認できるようなレベルです。

で、そういう調子なので、バイト中でもなかなか笑顔でいられている自信がないです。実際に店長にもそう言われたことがあるし、私も自分で直さなきゃとは思うものの、どの程度自分の口角をあげれば印象の良い笑顔になるのかわからないままです。

 

で思うんですが、自分ができないことを相手に求めてはいけないと思います。自分ができることは相手に求めても良いというのはまた別の話だと思いますが。

私の場合で言えば、まさに私自身が笑顔で愛想よく接客できていないのに、いざ自分がどこかのお店でお客さん側になった時に、店員さんに満面の笑みで接客してくれ!と求めるのはなんか違うなと思っています。その人が笑顔になるのが上手ならばいいけれど、私みたいに笑顔になりたいけどなかなかなれない、あぁ悩む…みたいな人ならば、少なくとも自分だってできないのだからあなたにだけ求めるつもりはないよと優しく声掛けしてあげたいくらいです。別にお客様は神様ではないし、従業員は奴隷でもない。別に言わないし態度に出さないつもりだけど、めっちゃ横柄な態度のお客さんがいたら、少しくらいムッとした感情になってしまうのは仕方ないのではないでしょうか。てかそうなるのが自然なような気がする。なんかすんごい本題からそれた話になりましたね(毎度のことながら反省)

 

 

 

 

 

なんだか私の進路決定話から、ジュニアに対する勝手な推測、邪推みたいな話に及びましたが、なんていうか、私のこのつらかった進路決定の時期を勝手にジャニーズに支えてもらったのは事実です。きっとこれからいろんな場面で勝手にジャニーズに支えてもらうと思うし、これだからジャニーズはやめられない!!

 

 

 

さて、この記事で私が恐れおののいたように、 pushushu-love-like.hatenablog.com 

来週からジャニーズ事務所主催!怒涛の10月!!ジャニオタ大学生ぷしゅしゅのお財布をすっからかんにさせるぞ☆」月間がついに始まりますね。十分に楽しむと同時に、同じくらい強い心をもってTSUTAYAに通いたいと思います(決意)